トップページ > おとなの補習時間[靴が長持ちする本格靴磨き術]

おとなの補習時間 靴が長持ちする本格靴磨き術

革靴はスーツの大切なパートナー。普段から靴磨きをしていても、いまいち正しいやり方がわかっていないという人もいるのではないでしょうか。今回は、靴が長持ちする正しい靴磨き術を、ユニオンワークス新宿店の花田吉博さんに教えてもらいました。

靴磨きの基本のキ

靴磨きのメリットをおさらい!

靴磨きは、靴をきれいに保つだけでない効果やメリットがあります。


01 靴のダメージを防いで、長持ちさせることができる

革靴は乾燥すると、最悪ひび割れを起こすことも。靴磨きクリームは、油分で靴を保護する役目があります。また、靴磨きは汚れ落としにもなるので、汚れによるダメージを防ぐ効果もあります。

02 革を柔らかくすることで、履きやすさアップ

靴磨きクリームが浸透すると革が柔らかくなるので、革がなじんで足にもフィットしやすくなります。靴のお手入れは、履きやすさのためにも重要なのです。

03 カビの予防になる

カビは、カビの栄養となる温度や湿度、ホコリがある状況で発生するもの。普段からお手入れして湿度やホコリのケアをしておけば、カビが発生しにくくなります。暑い時期や湿気の多い時期は、特に気を使うと良いでしょう。

04 雨水で濡れてもシミにならない

靴が乾燥していると、水を吸い込みやすい状態になって、水シミの原因に。普段からクリームで油分を染み込ませておくことで、ある程度、水を弾くことができます。防水スプレーは、普段から靴磨きをしておけば、必要ありません。コーティングをかけすぎると、かえって靴が傷むことにもなります。

靴磨きはどれくらいの頻度でやればいい?

靴磨きはお手入れなので、できるだけやってあげるのがベストですが、そう頻繁にもできないはず。最低でも月に1回はやると良いでしょう。靴磨きを続けていくと、そのうちどれくらいの状態になったら乾燥している、というのがわかってくるはず。無理のない範囲で、気づいたらやってみると良いでしょう。

靴磨きの道具をチェック!

必須アイテム
乳化性クリーム

革に必要な水分と油分を含んだオールインワンクリーム。革靴の水分と油分を補って、自然なツヤと柔らかさをキープします。白い無色タイプと、茶色や黒の色付きタイプがあります。

馬毛ブラシ

柔らかい馬毛ブラシは、靴についたホコリを払ったり、仕上げ磨きに使います。

豚毛ブラシ

硬い豚毛ブラシは、クリームをなじませるのに使います。

布

クリームをブラシでなじませた後、余分な油分を拭き取るのに使います。吸水性がよくケバ立ちのないコットンがおすすめなので、実は着古したTシャツがベスト。

プラスアイテム
油性クリーム

油とワックスが主成分のクリーム。より油分やツヤを出したいときに。乳化性クリームの後にさらに追加して使っても良いでしょう。

ミニブラシ

革靴の細かい装飾の間や、靴底と表面の溝の汚れを落とすのに便利。歯ブラシでも代用できます。

汚れ落とし剤

水分を使って汚れを落としたいときに使います。基本的には乳化性クリームでも汚れは落ちますが、汚れがひどいときや汗が気になるときに。使いすぎると表面にシミができるので、ほどほどに。

靴磨きをやってみよう!

革靴の靴磨き

01馬毛ブラシでホコリを払う

靴の表面についたホコリをサッと払います。靴底と表面の溝には土汚れも付着しているので、そこも汚れを落としておきます。

02布でも汚れを取る

靴の汚れがはげしいと感じたら、汚れ落とし剤も使います。布に少しずつつけるのがポイント。写真のように布を2本の指に巻きつけると便利です。あまりゴシゴシやらず、面で拭き取るイメージで。

03クリームを指でなじませる

クリームを指に少し取って、靴になじませます。ベットリと全体につけるのではなく、少しずつ指に取って、細かくムラなくつけていくイメージです。

04シワや装飾にもなじませる

革靴のシワになった部分や装飾部分、ソールのきわにもクリームをなじませます。特にシワで折りたたまれた部分は乾燥しやすいので、まんべんなく伸ばします。

05豚毛ブラシでクリームをなじませる

豚毛ブラシでクリームをよくなじませていきます。靴磨きは、ここに一番時間をかけるのがコツ。いろんな角度で当ててよくなじませます。細かな装飾やソールのきわはミニブラシを使いましょう。

06布で余分な油分を拭き取る

布で余分なクリームの油分を拭き取ります。余分なクリームが残っていると、汚れがつきやすくなるのでよく拭き取って。靴紐の穴や装飾部分に入り込んだところも忘れずに。

07馬毛ブラシでツヤだしする

最後に馬毛ブラシをかけると、自然なツヤが出ます。細かく動かして、ささっと磨き上げるイメージで仕上げましょう。

スエードやヌバックの靴磨き

用意する道具
01豚毛ブラシでブラッシング

スエードに入った汚れを取るように、毛並みの反対側からブラッシング。手首を使ってスナップをきかせます。その後、毛並みを整えるようにブラッシングします。

02スプレーを吹きかける

靴から50cmくらい放して、スプレーを吹きかけます。自然に全体にかかるように上から回しかけてください。

03乾いたらブラッシング

スプレーが乾いたら、軽く豚毛ブラシでブラッシングして、完了!

靴のカビを防ぐには…?

カビの原因は、①温度 ②湿度 ③ホコリ の3つ。これらが3つ揃うとカビが生えてしまいます。そのため、ホコリを落としてあげるのが予防のポイント。普段から馬毛ブラシでホコリを落としておきましょう。また、湿気がつかないように、玄関にそのまま置いておくのがおすすめ。難しい場合は、下駄箱に除湿剤を置いておきましょう。

花田吉博さん

ユニオンワークス新宿店店長/高級靴の修理や加工を行うリペアショップ「ユニオンワークス」に勤務。気に入った靴を一生モノにするための、ソールの張り替えやキズの補修、ヒール加工を行う。紳士靴だけでなく女性のヒールやブーツも扱っている


ユニオンワークス新宿店

東京都新宿区新宿3-9-7 T&T第2ビル3F
03-5312-9947
12:00〜20:00 水曜定休

最新の「おとなの補習時間」を読む
PageTop