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おとなの補習時間 まぎらわしいグルメを調査

そば屋に行って、ざるそばともりそばのまぎらわしさに悩んだことはありませんか? 世の中には、違いがわかりにくい料理や飲み物がいろいろ。今回は、そんな悩めるグルメの違いを調査。それぞれにどんな違いがあるかを解説します!

「もりそば」と「ざるそば」の違いは海苔だけ?

  • もりそば
  • ざるそば

もりそばとざるそばの違いは、海苔のありなしというそば屋が多くなっています。しかし、背景を探ると、あながちそれだけでないことがわかりました。ざるそばがざるに入れられるようになったのは、江戸時代。ほかのそば屋との違いを出そうとざるで提供したところ、大人気になったそう。それから、ざるに入れたものをざるそば、それ以外のせいろや皿で出していたものがもりそばと呼ばれるようになりました。つまり、当時は器の違いでした。しかし、明治ごろになるとざるそばは、高級なそばという位置づけが加わり、つけ汁やそば自体の素材をよくしていました。その過程で、海苔が盛られて現在のような違いになっていったようです。現在でも、ざるそばにそうした違いを出すそば屋もあります。

「ピラフ」「チャーハン」「焼きめし」は、提供される飲食店の違い?

  • ピラフ
  • チャーハン
  • 焼きめし

それぞれ提供している店でもわかるとおり、ピラフが洋風、チャーハンが中華料理、焼きめしは日本の料理といえるかもしれません。調味料もピラフはバターやブイヨン、中華料理はオイスターソースやごま油、焼きめしは醤油や和風だしが使われることが多くなります。料理の国籍が異なる3つの料理ですが、実はルーツとなる料理は同じ。それが、インド料理のプラーカだといわれています。プラーカが西方のトルコを経由してヨーロッパのフランスに伝わったのがピラフ、東方の中国に伝わったのがチャーハン、さらに日本に伝わったのが焼きめし。ルーツが同じなら、似ているのも納得ですね。

「ウィンナー」「ソーセージ」の違いは太さや長さなの?

  • ウィンナー
  • ソーセージ

というわけで、ウィンナーはソーセージの一種でした。たしかにウィンナーソーセージという言い方をすることもあります。ソーセージには、原料や製法によってさまざまあり、その数は1000種類以上とも。ウィンナーには、ウィーン風という意味があり、オーストリアのウィーンが発祥です。ほかにドイツのフランクフルトソーセージは、豚腸を使った太さ20ミリから36ミリ未満のもの。イタリアのボロニアソーセージは、牛腸を使った太さ36ミリ以上のものと規定されています。

「唐揚げ」「竜田揚げ」「ザンギ」は作り方の違い?

  • 唐揚げ
  • 竜田揚げ
  • ザンギ

唐揚げと竜田揚げの大きな違いは、まぶす粉の違いといえそうです。たしかに竜田揚げのほうがさっくりと揚がった食感のイメージがあります。とはいえ片栗粉だけで作っても唐揚げというので、区別は難しそう。違いとして明確なのは、それぞれの歴史や発祥。唐揚げは、江戸時代の普茶料理が始まりです。竜田揚げは、紅葉の名所として知られる奈良県の竜田川に由来し、肉の揚げ色が似ていたことから名付けられたそう。ザンギの語源には色々と説があるようですが、中国語で鶏の唐揚げを意味するザーギーに、運がつくようにということでザンギとなったという説が有力です。

「スコーン」と「ビスケット」の違いはイギリス発かアメリカ発かどうか?

  • スコーン
  • ビスケット

ここでいうビスケットは、クッキーのような薄い焼き菓子ではなく、日本でもおなじみのフライドチキンのファストフード店で食べられるアレです。その違いは、発祥地によるところが大きく、それによってレシピと食べ方が変わっています。スコーンはアフタヌーンティーなどに紅茶に合わせて食べるので、砂糖の分量が多く卵を使用。一方のビスケットは、食事に合わせるパンのように食べられるのがメイン。ハーブや粉チーズを混ぜてワインのお供にすることもあるそう。それぞれの食文化によってレシピが変わったのでしょう。

「おしるこ」と「ぜんざい」の違いはさらさらか粒々か?

  • おしるこ
  • ぜんざい

小豆を煮て作るぜんざいと、あんを水に溶いて作るおしるこ。ぜんざいが粒々で、おしるこが水分量の多いさらさらの状態ということがわかります。ただし、関東では、粒あんで汁がないものをぜんざいと呼び、粒あんで汁があるものを田舎しること呼ぶ説もあるようです。こうした違いはあるにせよ、一般的には小豆が入った汁のことをおしるこまたはぜんざいと何となく呼んでいる人が多いと思います。大阪が舞台の小説『夫婦善哉』があるように、西ではぜんざい、東ではおしること呼ばれることが多いようです。

「地ビール」と「クラフトビール」はかっこいいかどうか?

  • 地ビール|クラフトビール

実際のところ、現在では地ビールとクラフトビールは同じものを指すことが多くなっています。地ビールという言葉自体は、90年代半ばに登場したもの。当時は地ビールブームもおきましたが、お土産的なイメージもあって品質が高いとはいえず、廃れることに。しかし、2010年ごろから品質の高い地ビールが出てくるようになって、それがアメリカのクラフトビールとも重なり、再び注目を集めるようになりました。現在は、クラフトビールや地ビールを売りにしたビアバーや醸造所直営のレストランも人気になっていますね。

「スパークリングワイン」と「シャンパン」の違いは高級かどうか?

  • スパークリングワイン
  • シャンパン

こちらは先ほどのソーセージとウィンナーの関係と同じです。スパークリングワインが発泡したワイン全般を指すのに対して、シャンパン(シャンパーニュ)はフランスのシャンパーニュ地方で造られたものだけを指します。厳密にいうと、フランスのワイン法の規定を遵守したものに限られ、生産地域や品種、製法が細かく決められています。シャンパーニュだけでなく、フランスの各地方やスペイン、イタリア、ドイツなどにもワイン法で決められた、産地の個性を反映したスパークリングワインがあります。カバやフランチャコルタという名前を聞いたことがある人もいるでしょう。しかし、知名度はもちろん高級感もシャンパンが突出しています。伝統の製法を守ってきたことに加えて、華やかなイメージづくりも卓越しているのがシャンパンです。

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