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おとなの補習時間 バレットジャーナルを始めよう!

デジタルツールが普及しても、スケジュール管理やメモ書きはアナログ派という方は案外多いのではないでしょうか? 1日のタスク管理がうまくいく最新ノート術として注目されているのが、「バレットジャーナル」です。働く2児の母かつブロガーでありながら、バレットジャーナルで暮らしをマネジメントしているMarieさんに上手な活用法を聞きました。

バレットジャーナルの基本

バレットジャーナルとは?

ニューヨーク在住のプロダクトデザイナーであるライダー・キャロルさんが考案した、箇条書きのノート術です。学習障害のためスケジュール管理が苦手だったというキャロルさんがたどりついたのは、1日の予定やタスク(やること)を1冊のノートに箇条書きにして整理するというシンプルな方法でした。ペンとノートがあれば誰にでもできますし、1日のさまざまな行動記録が残るので、見返して活用することもできます。基本の使い方のほかに、自分好みにカスタマイズすることも可能。習慣作りや自主学習に利用したり、ライフログとしてまとめたり、さまざまな活用法も注目されています。

バレットジャーナルでできること

ページにしばられず、予定やタスクの管理ができる

市販の手帳は多くの場合、「1日」「1週間」のページやスペースがあらかじめ割り振られています。しかし、バレットジャーナルは「真っ白なノートに1日の予定やタスクを箇条書きし、ページがいっぱいになったら次のページを使う」というふうに、自由度が高いノート術。予定やタスクが少ない日も多い日もページにしばられず、ムダなく書き込めるのがポイントです。


予定とタスクを一度に整理できる

仕事や家事だけでなく、1日のあいだにさまざまなタスクをこなしている人は多いはず。従来の手帳だと、仕事の打ち合わせや友人との待ち合わせといった「タイムスケジュール」だけを書いて済ませがちですが、バレットジャーナルはそれと一緒にその日に片づけておきたい仕事や買い物のリストなどを同じページにまとめて書くことが基本ですから、ついつい忘れてしまう細かい用事を見落とすことも避けられます。副業や趣味、子育てに忙しい人など、いくつもの顔をもって生活している人には特におすすめです。


1日を振り返って、見直しを図ることができる

予定やタスクの管理だけでなく、振り返りにも便利なのがバレットジャーナル。1日の終わりにノートを見返して、その日にやれなかったことがあれば翌日分のタスクとして書き込む、また「このくらい予定をつめるとオーバーワークだな」と自分のキャパシティを知るきっかけにもなります。生活面でもノートをさかのぼって買い物リストをチェックすれば、消耗品を使い切るタイミングを把握しやすくなるはずです。


自分の好きな特集コンテンツをつくる

ノートには「タスク以外のことも時系列で書き込んでしまおう!」というのがバレットジャーナルの特徴的な使い方。例えば、観光スポットのスタンプを押したり、気に入った飲食店のショップカードを貼りつけて感想を書いたりといった使い方もOKです。バレットジャーナル実践者はこれを「コレクションページ」と呼んでいます。

バレットジャーナルの使い方 基本編

はじめる前の準備

まずは、真っ白なノートとペンを用意します。ノートは携帯しやすいサイズのハードカバーがおすすめ。公式専用ノートとして「平和堂・ロイヒトトゥルム 1917」がありますが、とりあえずはじめてみたい人は、100円ショップのノートでもOKです。
ペンは「三菱鉛筆・ユニボールシグノ「パイロット・ジュースアップ03」などが細かい字も書き込みやすいタイプがおすすめ。マーカーを使うなら「ゼブラ・マイルドライナー」の色合いがおだやかでおしゃれでしょう。
さて、バレットジャーナルは、

で構成することが基本です。ここでは1日のタスクを管理できるデイリーログの付け方からご紹介します。まずは、ノートの最初のページから4ページくらいまでをインデックスページとして空けておいたうえで……

デイリーログ

1.新しいページにタイトルとページ番号を記入

タイトルは「日付」が基本ですが、あとから検索しやすくするために、簡単な内容を書くこともあります。

2.書くときは箇条書きに

予定もタスクもメモも、ノートに書くものはすべて箇条書きに。シンプルなので、見落としが防げるはずです。

3.記号を使う

箇条書きの文頭には記号をつけることで、それが何を示しているかひと目でわかるようにします。

日常生活への取り入れ方

日付を入れてその日の予定やタスクを記入します。寝坊してしまったとしても、とりあえず朝起きたら日付とページだけは書くようにしましょう。


仕事中も食事中もとにかく横に置いて、開きっぱなしにしておきましょう。タスクが発生したり、仕事のアイデアなどを思いついたら随時書き、終わったら記号をつけます。


1日を振り返ってレビュー(見直し)します。終わっていないタスクがあればどうするかを検討し、次の日の予定を書きます。

バレットジャーナルの使い方 応用編

習慣トラッカーのやり方

習慣トラッカーとは、「習慣にしたいこと」を書きだしてチェックすること。バレットジャーナルでは、月や週のはじめにこれを行い、1カ月、1週間のあいだでそれを達成できたかどうかをチェックしていきます。
習慣にできたことから塗りつぶしていくのが基本的なやり方で、図のようにマスを1/4に区切って達成度をはかる方法がおすすめ。例えば、「毎日、英単語を50覚える」ことが目標なら、覚えた単語数に応じてマスを塗りつぶしていきます。達成できない項目が増えると嫌になって習慣トラッカー自体をやらなくなってしまうので、区切りを入れてハードルを下げるのも1つの方法です。

フューチャーログ・マンスリーログのやり方

フューチャーログは、数か月先の予定やタスクを書き込むもの。マンスリーログは、月間の予定やタスクを書き込むものです。次のように仕切って書き込むのがおすすめです。

日々の暮らしを見直して、夢や目標に近づこう!

手帳術として浸透しつつあるバレットジャーナルですが、その根底には「やるべき大切なことを取捨選択する」という、考案者のライダー・キャロルさんのメッセージがあります。情報社会のなかで、自分の夢や目標のためのひらめきは案外、忘れさられてしまうもの。バレットジャーナルで日々タスクを書き込むときに考えてほしいのが、いかに不必要なタスクをへらすかということです。
そのときの基準となるのが、①生きるために必須かどうか? ②自分や大切な人にとって重要なことか?の問いかけ。それをクリアしたタスクを実りあるものとして達成していけば、自分のゴールに近づくはず。夢や目標を前に進める暮らし方をバレットジャーナルで発見してみましょう。

監修:Marieさん

2児の母で本業をもつかたわら、ブログ「Mandarin Note」を運営。バレットジャーナルやガジェットを活用した語学学習法で暮らしをマネジメントしている。著書に『「箇条書き手帳」でうまくいく はじめてのバレットジャーナル』『英語が身につくちいさなノート術』がある。
https://mandarinnote.com/

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