トップページ > トレスポ[多様化するホテルビュッフェを大解剖!]

 こだわりのグルメを好きなだけ食べられるホテルビュッフェ。近年はランチやディナータイムのみならず、モーニングやデザート系に特化したビュッフェも人気で、まさに“食のテーマパーク”といえる魅力を各ホテルが打ち出している。
 そもそもホテルビュッフェの始まりは、いまから半世紀以上前にさかのぼる。1957年、当時の帝国ホテル社長である犬丸徹三氏がデンマークを訪れた際、魚介類や肉料理などを自由に食べるスカンジナビアの伝統料理と出会い、「好きなものを好きなだけ食べる」スタイルを取り入れたビュッフェレストラン、インペリアルバイキングを翌年に開業。昼夜を問わず行列ができるほどの人気を呼んだという。“バイキング”というネーミングはアイデアの源になった北欧と、開業当時話題だった海賊映画「バイキング」から着想を得ているというが、ともかく同レストランの開業以降、全国のホテルにバイキング形式のレストランが広がり、今日のホテルビュッフェの隆盛につながったといえるだろう。
 今回「トレスポ」では、モーニング、デザート、ディナーと3つのカテゴリーから都内屈指のホテルビュッフェに取材を試みた。料理はもちろん、食事を楽しむための空間演出にも力が入っているという各ビュッフェの人気の理由とは?


朝食ビュッフェ 128種類の料理に加え、オーダー料理も注文できる!

※2017年12月現在の料金。消費税・サービス料が別途かかります。

 その品数なんと128種類! 豊富なメニューが揃うシャングリ・ラ ホテル 東京「ピャチェーレ」の朝食は、“世界一豪華”と称されるほど。圧巻のビュッフェ台に目を向ければ、国内の農家から手に入れた新鮮な食材を使った料理がずらり。「朝食にぴったりのフレッシュジュースもお客様からご好評いただいており、特にメロンジュースはぜひ飲んでいただきたい逸品です」とは、広報の西村瑛未莉さん。ひと口飲んでみると、メロンをそのままほおばったようなジューシーな飲み口で、新鮮な果物の甘みが身体に染みわたる。聞けば、何種類かのメロンをブレンドしてあるという。
 魅力はビュッフェメニューにとどまらず、ファンが多いエッグベネディクトやパンケーキ、シャングリ・ラ自慢の中華定食など、17種類から自由に選べる“オーダー料理”も注文できるところ。また、料理以外に注目なのが優雅な空間。絢爛なインテリアに囲まれて食事をいただいていると、自分が貴族になったかのような錯覚を覚えてしまう。大きな窓から外に目をやれば、朝日に輝く丸の内の街並みが一望できる。思いっきり贅沢な気分にひたりたい朝に行ってみたい。

[取材先情報]
東京都千代田区丸の内1-8-3
シャングリ・ラ ホテル 東京28F
月~金:6:30~10:00
土・日・祝:6:30~10:30
TEL:03-6739-7898
※土・日・祝祭日は予約できません。平日も宿泊者以外はご利用できない場合があります。

かつおぶしでうまみをきかせた和風のエッグベネディクト「“茄子の揚げびたし”ベネディクト 生姜とネギの香り 白味噌のオランデーズソース 鰹節と共に」。
パンやペストリーは、自家製だけでなくさまざまなパン屋から買い付けられている。
搾りたてのフレッシュジュースはファン多し! フルーツオレにしてもいただける。
香港発のシャングリ・ラだけに、オーダー料理の中華定食「オリエンタル」もおすすめ。

人気メニューの1つ「ストロベリータルト」。
「ベリームース」は、イチゴ型ムースのまわりにイチゴの飾り付けがキュート!
ぎっしりと敷き詰められたイチゴが出てくる「ストロベリー・オープンフェイスケーキ」。
ケーキからちょっと味を変えたいときには、「ストロベリーパルフェ」!

デザートビュッフェ 30種類のイチゴデザートが味わえる!

※2017年12月現在の料金。消費税・サービス料が別途かかります。

 デザートビュッフェで紹介したいのは、イチゴが旬の季節だけ開催される、ヒルトン東京マーブルラウンジ恒例の「ストロベリーデザートフェア」。昨年は6カ月の開催期間中、ホテル全体で23トンものイチゴを使用したというから、その人気ぶりは言わずもがな。今回は「ストロベリー・サイケデリック60s」をテーマに、ポップアートやファッションから着想を得た世界観を表す、30種類ものストロベリーデザートが楽しめる。定番のショートケーキやタルトはもちろん、チョコレートファウンテンやフレッシュイチゴなどもおすすめだ。
 さらに今回は、マーブルラウンジ内の空間演出も見所。巨大スクリーン2台で展開するプロジェクションマッピングがお目見えするのだ。イチゴデザートが目の前に並んでいるだけでも気分がワクワクするのに、サイケデリックな映像演出でエンタメ感たっぷりの昼下がりを満喫できるだろう。デザートのほか、サンドイッチやパスタなども日替わりで登場するので、遅めのランチとしても楽しめる。ぜひ、お腹を空かせて足を運びたい!

[取材先情報]
東京都新宿区西新宿6-6-2 ヒルトン東京 1F
14:30~17:30
TEL:03-3344-5111
※ストロベリーデザートビュッフェは5月31日まで
※予約はヒルトン東京のホームページ限定となります。hiltontokyo.jp


ディナービュッフェ 360度回転する夜景とステージキッチンを満喫!

※2017年12月現在の料金。消費税・サービス料が別途かかります。

 ゆったりと落ち着いたディナービュッフェなら、ホテルニューオータニのVIEW & DINING THE Skyへ。こちらは約70分かけて360度回転する展望ダイニングが有名で、新宿、赤坂、六本木といった都心の夜景をゆったりと一望できるのが特徴だ。観光客にも人気があり、訪日外国人の来店も多いという。
 料理の自慢は、なんといっても“ステージキッチン”。オーダーした寿司、天ぷら、鉄板焼、ローストビーフが調理される様子を間近で見ることができる。「できたてを味わっていただきたいというホテルニューオータニの想いなんです」とは広報の宮田紗也香さん。見事な手さばきで食材を調理するプロフェッショナルによるライブステージは、ただでさえ美味な料理に抜群のアクセントを加えてくれる。
 もちろんビュッフェ台にも豪華な料理が並ぶ。和・洋・中の料理人による前菜からメイン料理まで、その品揃えは90種類以上。なかには、中国料理「大観苑」や「パティスリーSATSUKI」といったホテルニューオータニの人気店のメニューがそのままサーブされるものもあるというから驚き。伝統ある日本のホテルグルメを堪能できるクオリティなのは間違いない。

[取材先情報]
東京都千代田区紀尾井町4-1
ホテルニューオータニ ザ・メイン17F
17:30~21:00 ※ランチ営業もあり。
TEL:03-3238-0028

寿司もステージキッチンによる握りたて。赤酢を使ったシャリが特徴。
天ぷらもからりとした揚げたてがいただける。5種類の塩で変化をつけて。
ローストビーフは創業当時からの名物。大きいもので6kgあるという切り口は圧巻。
パティスリーSATSUKIの「スーパーシリーズ」をはじめとしたスイーツもミニサイズで食べられる。


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