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空間を楽しむ変わりダネ居酒屋へ潜入!!

SNSの普及により、写真映えする居酒屋が人気を集めている。しかも、料理や食べ物メニューに工夫があるだけでなく、空間やコンセプトにもエンタメ要素が入ったユニークな居酒屋が登場しているようだ。今回はその代表格ともいえる2店舗を直撃取材した。


浴槽に入ってお酒が飲めるのはココだけ!?

 まず、訪れたのは東京・田町駅近くの飲み屋街にある「分福」。“浴槽に入ってお酒が飲める”と話題のお店だ。その理由は、2016年春まで「万才湯」という銭湯だった建物を改築し、居酒屋にしたから。店内に入ると、かつて脱衣場だった場所には、カウンター席と厨房スペースがつくられていた。厨房とカウンターの仕切りはタイルになっており、雰囲気はまさに銭湯そのもの。

 さらに奥に入ると、元・男湯、女湯だったスペースに突入。タイル貼りの懐かしい浴槽の中にはテーブル席が設けられており、飲食スペースになっている。「一番人気はこの浴槽席。ここから予約が埋まって行きます」とは運営会社食匠厨房の瀬戸久善さん。この中に入って、「お造りの五種桶盛り」と「大人の珈琲牛乳」を頼み、頭に“おしぼり”をのせて写真を撮って楽しむ人が多いという。

 他にも銭湯ならではの天井の高さを活かしたメゾネットタイプの2階にあるテーブル席も面白い。ここは、立派な富士山の銭湯絵を眺めるのに絶好の場所。客席以外にも、体重計があったり、扇風機があったりと小物も銭湯の情緒を出す引き立て役。「ちょっと疲れたな」というとき、スーパー銭湯ではなく銭湯居酒屋に行くというのもアリかもしれない。

分福のこだわりをチェック!

  • 「分福」の外観は風情ある門構え。暖簾をくぐると、敷石の通路があり、店内へと入れるようになっている。店は、田町の慶應仲通り商店街にあり、周りの昔ながらの飲み屋街の雰囲気ともマッチしている。
  • もともとの銭湯にはレインボーブリッジが描かれていたが、改装を機に銭湯らしい富士山の絵にチェンジ。日本に数人しかいない銭湯絵師の中島盛夫さんによって描かれたという本格的な富士山は必見!
  • 分福に行ったら必ず頼みたい名物メニュー「お造りの五種桶盛り」。左の「大人の珈琲牛乳」、「抹茶ミルク」、「苺ミルク」の3つはミルクテイストのカクテル。
  • 1Fのテーブル席の後ろには銭湯時代の名残りを残す丸型の鏡が! テーブル席の椅子は、すべてアンティークが使用され、一体感のあるインテリアとなっている。

[取材先情報]
分福
東京都港区芝5-23-16
営業時間:月~木17:00~24:00、金17:00~翌4:00、土・日15:00~24:00
電話番号:03-6453-7189


歴史好きも唸らせる戦国時代の個室居酒屋

 歴女達の女子会や武将マニアの集いにも利用されるほど、歴史好きの猛者達をも唸らせているのが東京は新宿・歌舞伎町にある個室居酒屋「戦国武勇伝」。エントランスに入ってすぐに見えるのが、3体の特注甲冑。中央に上杉謙信、右に前田慶次、左に伊達政宗といずれも人気武将のもの。少し離れたところに真田幸村も。「まずはここで甲冑と一緒に写真を撮るのがおすすめです」とは、同店の広報担当の宮島明日美さん。取材時には「日本刀フェア」が開催されていたため、入口の模造刀を撮影したり、自分で持ち込んだ模造刀を持ってポーズを決めて写真を撮るお客様も多いという。

 

 個室へは、戦国武将らののぼりがはためく通路を通り抜けて向かう。全部で17室ある個室は、「本能寺の変エリア」「慶長出羽合戦エリア」「大坂夏の陣エリア」「関ヶ原の戦いエリア」に分かれている。各エリアには、本能寺の変なら織田信長、関ヶ原の戦いなら徳川家康など武将ごとに個室がつくられ、家紋や辞世の句の屏風などこだわりの小物で彩られている。個室は人気武将の部屋から埋まっていき、伊達政宗の部屋を予約する場合に「伊達ですが、伊達政宗の部屋でお願いします」というお客様も!
 スタッフは、町娘やくノ一の衣装で接客しており、歴史の知識もあるため、好きな武将について語らうのも楽しいという。個室になっているので、外国人や子ども連れにも人気が高い。ビジネスパーソンでも利用しやすく、気合いを入れたいプレゼンの前にも良さそうだ。

戦国武勇伝のこだわりをチェック!

  • 本能寺の変エリア。手前が織田信長のカウンターで、奥が森蘭丸と明智光秀の間。カウンターは椅子の背の槍で仕切られている。壁の織田信長像とその奥にある壁に書かれた「吾が敵は本能寺にあり」という明智光秀の言葉のコントラストが面白い。
  • 大坂夏の陣エリア。戦国武将として人気も知名度も高い伊達政宗の間。食通だったという伊達政宗を物語る言葉と凛々しい肖像画が並ぶ。シックな雰囲気も人気の理由。
  • 関ヶ原の戦いエリアは仕切りを取り外すことにより、最大50人までの宴会に対応できる。徳川家康の間は、一段高いところに設けられ、徳川の家紋と将軍家の系譜が飾られており、誇らしい気持ちになる。
  • 「天下泰平ロール寿司」、湯気をのろしに見立てた「伊達鶏と越後黄金豚のせいろ蒸し」、「伍国大杯盛り〜刺身五種盛り」。この他、武将の故郷の食材を使ったメニューがある。

[取材先情報]
乱世の個室 戦国武勇伝
東京都新宿区歌舞伎町1-6-2 T-wingビル4F
営業時間:月~木17:00~24:00、金・土・祝前日17:00~翌3:00、日・祝17:00~23:30
電話番号:03-3209-2277



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