トップページ > 特集 vol.56 サンタクロースの秘密

サンタクロースの秘密

今年も残すところあとわずか。いよいよクリスマスシーズンに突入しますが、クリスマスといえばプレゼントを運んできてくれるサンタクロースの存在が欠かせませんよね。「Trace」が実施したアンケートによると、サンタクロースを信じていたことがある人の割合は約75%。約4%の人が「(サンタクロースは)実在するでしょ?」という素敵な回答を寄せてくれてもいます。そこで、今回の「Trace」はサンタクロースの特集。真っ白なひげと丸々としたからだ、赤い頭巾にコート、そしてトナカイが引くソリで登場するサンタクロースのルーツとは?
Q.あなたはサンタクロースを何歳まで信じていましたか?

サンタクロースのルーツとは?

 誰もが知っているサンタクロースですが、そのルーツは4世紀ごろの東ローマ帝国(現トルコ)の聖職者、聖ニコラスだといわれています。
 3世紀後半に生まれ、小アジア南西部のミュラ(現トルコ)の司教となったニコラスは、日頃から困っている人や貧しい人を助ける心やさしい人でした。そんなニコラスにまつわる伝説は数多く残されていて、ある言い伝えによると、3人の娘を結婚させるお金の工面に苦心していた父親の話を聞いたニコラスが、金塊を入れた袋を窓から家に投げ入れたことで、娘たちはめでたく嫁入りができたそう。また、その金塊はたまたま靴下の中に入り、この言い伝えに基づいて、サンタクロースのプレゼントが靴や靴下に入れられるようになったともいわれているんです。

プロテスタント地域ではクリストキントにヴァイナハツマン

 ニコラスは死後に聖人とされ、命日の12月6日は聖ニコラス祭として祝日となりました。ドイツやオーストリアでは、この前日の夜に聖ニコラスが従者を連れて家々を周り、1年間の行いが良かった子にはお菓子や果物、おもちゃをプレゼントし、逆に悪い子には靴の中に石炭やじゃがいもの皮を入れたり、従者が子どもを連れて帰ってしまうという言い伝えがあるといいます。
 宗教改革で聖人崇拝が否定されてからも、カトリック色の強い地域では聖ニコラス祭が祝われ続けましたが、プロテスタントの地域ではクリストキント(天使の姿をした幼子キリスト)が24日にプレゼントを届けるという文化が広まったほか、19世紀半ばから、聖ニコラスともクリストキントとも異なるひげの男「ヴァイナハツマン(クリスマスおじさん)」が、プレゼントの届け手として定着していったそう。

現代のサンタクロースはアメリカで誕生

 聖ニコラスをシント・ニコラスと呼んでいたオランダでは、12月5日の晩に白い馬に乗ったニコラスが、黒いピーターと呼ばれるお供を連れて家々を周り、良い子には靴の中にお菓子やおもちゃを入れ、悪い子は黒いピーターが連れ去ってしまう、といわれていたようです。そして、このオランダ人たちが17世紀にアメリカへ渡り、聖ニコラス祭を祝い続けたことが、今日の白ひげでニコニコ顔のサンタクロース誕生につながります。
 19世紀初頭のニューヨークで発表された歴史書『ニッカボッカー氏のニューヨーク史』には、アメリカ入植時に行われていた聖ニコラス祭で、平べったい帽子とだぶだぶのフランドルの半ズボンという格好で馬車に乗った聖ニコラスが、クリスマスにニューヨークの上を飛び回り、ポケットからプレゼントを子どものいる家の煙突に投げ入れたというエピソードが描かれています。
 この空を飛ぶ聖ニコラスが知られるようになり、19世紀後半にはアメリカの政治風刺画の父とされるトーマス・ナストが、パイプを片手に白いひげを生やして丸々と太ったニコニコ顔のサンタが、トナカイが引くソリに乗って空を飛ぶ様子を描きました。
 ナストがこの絵を描いたきっかけが、神学者であるクレメント・ムーアの「クリスマスの前の晩(The Night Before Christmas)」という詩です。この詩には8頭のトナカイが引くソリに乗って、おなかが突き出た小柄な聖ニコラスが、煙突から家の中に入って靴下の中にプレゼントを入れる様子が描かれていました。こうしたイメージが20世紀初頭にはかのノーマン・ロックウェル、1931年以降はコカ・コーラのアーティスト、ハッドン・サンドブロムに引き継がれ、現在のサンタクロースとして定着するのです。

お供のトナカイも同時期に定着

 聖ニコラスの乗り物は、オランダやドイツでは白い馬、北欧では雄ヤギをお供にしていたという話もあるようです。前述のムーアの詩でソリを引くトナカイが描かれたことで、サンタクロースのお供はトナカイというイメージが定着しましたが、白馬は8本の足を持つという言い伝えがあり、これが8頭のトナカイとして反映されているのでは、という説もあるんです。また、世界に数あるサンタクロースの絵本の中には、ガチョウやブタがソリを引いているものもあるのだそう。

サンタの住まいは北極、北欧?

 「Trace」のアンケートでは、サンタクロースの住まいを北極と答えた人が8.6%、北欧のフィンランドと答えた人が81.1%いましたが、サンタクロースの住まいが“判明”したのも19世紀から20世紀にかけてのこと。前述のナストが、サンタクロースが北極を住まいに、子どもにプレゼントするおもちゃの人形の服を縫ったり、塔の上から良い子にしている子どもを望遠鏡で探す様子を描いたことで、サンタクロース=北極というイメージがアメリカでは広まったといわれています。
 一方で、1927年にフィンランドの国営放送局が「サンタクロースはフィンランド最北のラップランドにあるコルヴァトゥントゥリに妖精と住んでいる」と紹介したことから、サンタクロースは同地に住んでいるという話も世界中に拡大。いまではサンタクロースの住まい=フィンランドというイメージのほうが根強いようですね。


サンタクロースといえば、赤色の頭巾とコート姿がおなじみですが、そのルーツも聖ニコラスの司教服にあるようです。知っているようで知らないサンタクロースのエピソード、次ページでは日本初のサンタクロースも登場します!

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