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超能力のトリビア

「超能力は政府機関や軍隊で研究されている!」。都市伝説のようにウワサされていたことが、とある国から「本当にやっていました」と発表されたこともあるんです。超能力研究を行っていたのは一体どの国なんでしょう。

FBI超能力捜査官「軍事機関で超能力研究」のナゾ

 かつての日本のテレビ番組には、「川に囲まれて……近くに線路とトンネルも見える……」などと未解決事件の真犯人の行方を追ったり、行方不明者を捜索したりする「FBI超能力捜査官(あるいは超能力捜査官)」なる人々が登場していました。記憶にあるという方も少なくないでしょうが、卓越した透視能力で数々の難事件の解決に“協力した”と紹介される彼らは、本当にFBIのような警察や政府機関で活躍していたのでしょうか?
 答えはどうやらNO。例えば、アメリカの警察には超能力捜査官といった肩書きはなく、FBIでも超能力を用いた捜査は行われていないそう。全米各都市の警察署が超能力で事件が解決されたと公に認めた例もなく、過去には世界的に知られた超能力者のピーター・フルコスが、FBIの捜査官を名乗ったとして逮捕されてしまったこともあるのだとか。
 彼らの証言(透視)は、どのようにも解釈できる曖昧な表現「マルティプル・アウト」を使ったり、その曖昧な発言を後から判明した事実とこじつけて相手を信用させる「レトロフィッティング」などの技術を用いていたのでは、と考えられているんです。
 一方で、超能力を利用する研究が実際に進められていたのが軍事の世界です。ソ連は1950年代末に超心理学研究所が設置されたのをきっかけに、軍事利用を視野に入れた超能力研究をスタート。アメリカでも1970年代から軍やCIAが「スターゲイト・プロジェクト」を発足させ、リモートビューイング(遠隔透視)を使った諜報活動の研究を行っていました。しかし、1995年にはプロジェクトは終結。2000万ドルもの莫大な予算を使ったものの、科学的な成果が得られなかったようです。

あの発明王、最後の発明は霊界との交信!!

 蓄音機や白熱電球など、さまざまな発明で数々の功績を残したトーマス・エジソン。誰もが知るアメリカの発明王は、生涯で1300もの発明を行ったといいますが、彼が最後に打ち込んでいた発明は「霊界との交信機」だったようです。
 エジソンは「宇宙は『単子』と呼ばれる精神エネルギーの実体で構成されている」という考えのもと、人間の記憶を司る微小な単子に何らかのアクセスができないかと霊界交信機の発明に力を入れていたといいます。実は、エジソンは若い頃から超常現象への興味があり、1910年代後半にはテレパシーや透視術の実験も行っていたのだそう。晩年の1920年には、アメリカの科学雑誌にエジソンが霊界との通信を試みているというインタビュー記事が掲載されているんです。

超心理学と懐疑論者の論争とは

 いまだ解明されていない超能力ですが、実は超心理学者と懐疑派の間で「これからの(超心理学の)実験の推移を見ていきましょう」という共同声明が発表されたこともあるようです。これは、アメリカの心理学者チャールズ・ホノートンと懐疑派の心理学者レイ・ハイマンとの間で議論された「ガンツフェルト論争」に端を発するもの。
 ガンツフェルトとは、夢を見ているのと同じような意識状態を人工的につくり、五感を遮断する方法のひとつ。感覚が遮断された被験者に第三者が映像や画像をテレパシーで送り、被験者が自分の頭に浮かんだ情景を伝えることで「テレパシーが本当に伝わっているかどうか」を判定するという実験です。
 この実験結果について、ホノートンは「明らかに偶然とはいえない結果が出ている」と主張しましたが、一方のハイマンが「この結果は超能力ではなく何か別の原因がある」と真っ向から対立。ハイマンが実験の“穴”がないかを確認し、ホノートンがそれに反論するという論争が展開されたのです。
 結果的に、一部の対応の不十分さが認められたものの、それが結果に大きな影響を及ぼさないと双方が確認し、1995年に共同で「偶然とはかけ離れた結果が出た」と発表されました。もちろんこれでハイマンら懐疑派が超能力を認めたわけではありませんが、何らかの現象がありそうだということがわかったことは、超能力、超常現象研究における大きなトピックとなったといわれています。

意外に多い? 超能力を描いたアニメ

 最後にはフィクションの世界の話を。超能力を描いた作品は数多くありますが、なかでも1970年代にテレビで放送されていた横山光輝の「バビル2世」や、つのだじろうの「うしろの百太郎」は、主人公や作中のキーパーソンが超能力を使える設定で、オカルトブームに夢中になっていた子どもを中心に人気を博しました。根強いファンの多い「機動戦士ガンダム」では「ニュータイプ」として超能力者が描かれていますし、1980年代に国内外で高い評価を得た大友克洋の「AKIRA」でも超能力による戦いが描かれています。近年では「新世紀エヴァンゲリオン」が記憶に新しいところですが、超能力を使って悪と戦うヒーローものからコメディタッチの学園エスパーものまで超能力アニメは現在も多種多彩! いまでも人々を魅了し続けています。


あのエジソンが興味を持っていたり、軍事の世界で研究されていたなんて話を聞くと、「超能力はやっぱり実在するのかも……!?」なんてワクワクしてしまいますね。ある日突然あなたが超能力を使えるようになったら、どんなことをしてみたいですか? 

参考文献(順不同)
島崎晋『世界を変えた偉人たちのウラの顔』(廣済堂出版)/初見健一『ぼくらの昭和オカルト大百科』(大空出版)/原田実『オカルト「超」入門』(講談社)/前田亮一『今を生き抜くための70年代オカルト』(光文社)/皆神龍太郎・石川幹人『トンデモ超能力入門』(楽工社) 等

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