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全国の眼鏡好きが集う!?めがねの聖地で異色フェス!?

 「めがねフェス」の会場に足を踏み入れれば、その名に違わずデコレーションもブースもスタッフも来場者も、四方八方とにかく「めがね」である。なぜ、ここまでも「めがね」なのか? 「日本で作られるめがねの約95%は福井県で作られているのです」。そう教えてくれたのは、当フェスの実行委員、福井県眼鏡協会の島村泰隆さん(もちろんめがね着用)。いわば福井県は「めがねの聖地」だ。
 もともと「めがね祭り」という地元イベントがあったという。それを、協会の執行部が「せっかくだから、徹底的に『めがね色』を打ち出して全国のめがね好きに楽しんでもらえるムーブメントにしよう」と始めたのが、2014年のこと。4回目となる今年は、音楽ステージを強化するとともに産地のめがねメーカーによるポップアップストアや、めがねモチーフのフェスめし=めがねグルメの人気投票を行う「めがねグルメグランプリ」など新たな試みを盛り込んだ。
 巷のフェスとはちょっと異なる来場者の幅広さも特徴的だ。「ラジオで聞いて来た。前から気になっていた『山うに(鯖江市独特の薬味。柚子と福耳トウガラシ、鷹の爪、塩をすり込み、練り上げたもの)』のたこ焼きを食べられてうれしい」(60代女性/福井県坂井市/めがね着用)と語る老夫婦や、「散歩してたら何かやってたので、寄ってみた」(70代男性/福井県鯖江市/裸眼)と、買ったばかりの焼き鳥を手に話すシニアの姿も。あらゆる層を受け入れる、そのゆるさがいい。


来場者の6割は県外から家族で楽しめるイベントも多彩!

 2日間の来場者は約14,000人。その6割は県外からの来場者だ。1分間でどれだけ多くのめがねをかけられるかを競う「メガネリンピック」に奮闘していた40代のめがねの女性は京都から。「めがねが好きで、仕事もめがね関係。インターネットで見つけてこれは行くしかない!って」家族3人で参加した。ワークショップも充実しており、子どもに付き添う男性は「妻も別のワークショップに参加中です」(40代男性/石川県白山市/裸眼)と家族で楽しめるフェスだったようだ。 「次回は5回目のアニバーサリー。リピーターの方々を裏切らないよう、いっそうめがね色を強めますよ」と意気込む島村さん。どんな進化を果たすのか、今後も目が離せない。


1.会場を熱狂に包んだアイドルグループ仮面女子。「めがねのまちさばえ大使」である彼女らのその日の仮面は「越前漆器」。 2.めがね好きとメーカーが出会うポップアップストア。隣のめがねミュージアム内で注文でき、その売上はショップ史上最高額を記録!  3.恒例となった眼鏡スタイリスト藤裕美さんの「でこでこめがねワークショップ」。子どもたちは真剣なまなざしで世界でひとつのめがねをつくる。 4.めがねグルメのグランプリに輝いたパティスリーニュアージュのめがねアイスバー。注文後めがね型のマシュマロをバナーであぶって提供する。

来場者の6割は県外から家族で楽しめるイベントも多彩!

 音楽フェス、なのに「音の無い空間」。しかし会場にはDJがおり、来場者は「何かのリズム」に合わせて体を揺らすーーその耳には、ヘッドフォン。それがソーシャルフェスカンパニーOzone LLCのCEO雨宮優さんが主催する「サイレントフェス」だ。種明かしをすると、DJが操作する音源には2.4GHzの電波発信機が付いており、来場者は受信機付きのヘッドフォンを装着して音楽を楽しむというカラクリ。
 騒音問題にシビアな日本ではフェスの開催地はどうしても限られる。その点こちらは音源さえあればどこでだって開催できるため、これまでに森や海岸、シェアハウスなどあらゆる場所で行われてきた。
 東京都台東区の銭湯「日の出湯」で開催された「ダンス風呂屋」もそのひとつだ。明かりを消した浴場でプロジェクションマッピングを行いながらのサイレントフェス。DJの目の前で踊っても、浴槽の縁に座ってじっくり聴いてもいい。ヘッドフォンを外し、脱衣所でドリンク

を飲みながら一休みしてもいい。そこには、周りを気にせず思うままに楽しめる空気がある。
 ヘッドフォンなら1人で音楽を聴くのと一緒では? そんな疑問が浮かぶかもしれないが、同じ音楽を共有しながらアイコンタクトやボディランゲージを交わす、言葉を超えた原始的なコミュニケーションには奇妙な一体感があるという。
 まずは一度体験してみてほしい。気になる人は開催情報をこまめにホームページでチェックしよう。

http://www.silent-it.com/

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