トップページ > リサーチ隊[仕事時のファッションをリサーチ]

今回の参加メンバー

  • 今回欠席岡田 智佳子
  • 小泉 啓介
  • 上野 俊一

上野:小泉さぁ〜〜〜〜〜ん!!!!!(泣)。

小泉:うわっ!! ど、どうしたの突然。

上野:さっき打ち合わせで「そんなだらしない格好して、ココは仕事場だぞっ!!」ってリーダーから怒鳴られたんですよぉ〜!

小泉:(心の声:誰だってツッコむだろう……シャツはヨレヨレだしカーディガンは毛玉だらけだし……)

上野:世間じゃオフィスファッションがカジュアルになってるとか言われているのに、ウチは時代遅れもいいとこなんじゃないですかぁ〜!!(泣)。

小泉:まあまあまあ、確かにそう言われているかもしれないけれど、会社によって事情は違うだろうしさ。しようがないんじゃないかな?(苦笑)

上野:うう〜〜ん……わっ、わかりました! これから僕が「仕事のファッション事情」をリサーチしてきますっ!!


小泉:……それで、仕事時のファッションについてアンケートを取ってきた、と?

上野:はいっ。さあ、どんどん結果を見ていきますよ!

上野:これ、今回一番気になる設問だったんですよ! ネクタイ着用が義務ではないって人が多いですよね〜?(ニヤニヤ)

小泉:ホントだ。でも、スーツで働く人もいれば、作業着が制服という人もいるから、一概に「ノーネクタイが主流」とは言えないけどな(苦笑)。

上野:……。

小泉:職種別で見てみよう。制服や作業服が多そうな技術職や、普段からカジュアルな格好の印象があるIT関連はネクタイ着用が義務ではないという人が多数を占めているね。クリエイティブ関連は100%だし。

上野:営業関連では6割近くの人がネクタイ着用を義務づけられていないんですね。営業マンってきちんとネクタイしているイメージがあるから意外です。

小泉:そういう人でも、社外の人と打ち合わせや商談をしたり、来客があるときにはネクタイを締めているみたいだね。社内業務のときはノーネクタイで過ごしてもOKという会社が多いのかもしれないな。

上野:ドレスコードは4割近くの企業が導入しているんですね。

小泉:ほら、服装について注意されたことがある人は2割にも満たないよ?

上野:……。

小泉:ドレスコードがないという回答が半数近くで、それでも「注意されたことがない」という人が圧倒的に多いことを考えると、暗黙の了解で服装についてはみんな気を遣っているということなんだろうな。

上野:確かにそうなのかも……。

小泉:賛成が約6割かあ。うん、僕も基本的にはガチガチに縛る必要はないと思うけど。

上野:賛成の理由としては「時代がそういう流れだと思う」「社内のみの業務であればいいと思う」「TPOに応じていればよい」「仕事の能率が向上しそう」という意見がありますね。一方で、反対の理由は「お客様の失礼にあたる」とか「カジュアルすぎると信頼性を失う」とか。

小泉:「カジュアル化は反対ではないが、だらしなく見えるのはよくない」という意見もあるね。

上野:はい……。

小泉:どちらともいえないの理由でも「不快に見えなければ(カジュアルでも)いいと思う」「度が過ぎるカジュアルでなければいいと思う」という意見がちらほらあるし、カジュアル化について絶対ダメというよりも、時と場合を考えるってことが重要なのかもしれないな。

上野:そうですね。……そうだ、せっかくですし、ビジネスマナーの専門家の方に、いまの時代の仕事のファッションについてお話を伺ってみませんか?


篠原あかね先生を直撃!

というわけでリサーチ隊が訪ねたのは、ビジネスマナー講師としてさまざまな企業研修を担当している篠原あかね先生。篠原先生、本日はよろしくお願いします!


仕事のファッションのカジュアル化が進んでいるといわれていますが、研修で多くの企業を回っている篠原先生は、そうした流れを感じますか?

ここ最近は特に感じます。企業受付向けのドレスコードをアドバイスするケースは以前からありましたが、最近は社内のベテラン社員と若手社員の服装に対する認識が違い過ぎているから、それを緩衝するためにドレスコードを導入したいという中小企業が増えているんです。上司とはいえ、頭ごなしに注意してしまうとパワハラ、セクハラにもなる難しい時代ですからね。

カジュアル化の理由について、どんなことが考えられますか?

時代の変化が一番大きいのではないでしょうか。Apple創業者の故スティーブ・ジョブズにしてもFacebookのCEOであるマーク・ザッカーバーグにしても、Tシャツやデニムにスニーカーを合わせて、というカジュアルな格好ですよね。日本でも堀江貴文さんがカジュアルな服装でメディアに登場し、一時期は叩かれたこともありましたが、そうした成功者のスタイルを見てき20~30代の方は、「仕事がしっかりできていれば服装は問題ではない」という意識が強いのだと思います。

一方で、40代半ばからそれ以上の方になると、スーツにネクタイといった昔ながらのスタイルを美徳とする方が多い。ですから、たとえ社内であっても身だしなみが崩れている人は「マナーがない」と言われてしまいます。また、業界によっても考え方は異なっていて、例えば金融・商社・官公庁などの業界は、身だしなみに注意を払っているところがまだまだ多い印象です。

カジュアルOKという場合でも、ある程度のマナーを求める声が多いようです。仕事時の服装を選ぶ際に、どんなことを注意すればいいのでしょう?

男性の場合は「ゴルフに行くときのファッション」をイメージするとわかりやすいと思います。マナーが重視されるゴルフでは、クラブハウスを訪れるときはジャケット、シャツ、革靴着用で、ラウンド中も襟付きシャツにチノパンなどの組み合わせが基本ですよね。

仕事においても、お客様のもとにお願い事に伺うときや大事なプレゼンテーションのときなどには、紳士的な服装でいることが大切です。「襟を正す」という言葉がありますが、これはきちんと襟を正し、相手と誠意を持って向かい合うということですから、いくら「カジュアルで大丈夫」といっても、そのことを忘れないでほしいですね。

上野:TPOをわきまえろってよく言いますけど、相手のことをしっかり考えた服装選びが大事なんですね。先生のお話は勉強になりました……。

小泉:ネクタイなしでも、ジャケット+シャツのコーディネートは仕事時のファッションの基本として押さえておきたいね。あと、篠原先生が言っていた色の組み合わせ方も勉強になったなあ。

上野:紺色のジャケットに白シャツなら「安心」「誠実」、茶系のジャケットにベージュ系のシャツなら「計算に強い」「お金に強い」、黒のジャケットに白シャツなら「誠意」と、色の組み合わせで相手への自分の見え方も変わるっていう話ですね。

小泉:あれはスーツでもジャケパンスタイルでも応用できそうだし……あ、上野君、ちょうど黒ジャケに白シャツなんだし、そのリーダーに「このあいだはすみませんでした!」って謝ってきたら?

上野:そ、そうですね(汗)。誠意を見せてきますっ!

(取材協力)篠原 あかね さん
ビジネスマナー専門家・スマートコミュニケーションズ株式会社代表
リクルートにて企業研修アシスタント、国際ロータリーでの役員秘書を経て、ビジネスマナー講師として活動。大手企業向けに、ビジネスマナー、CS向上、秘書・受付、コミュニケーションなどに関する研修を幅広く担当。宴会やマナーに関する書籍やコラムの執筆も手がけている。著書に『宴会を制する幹事は仕事も制す。』(スタジオタッククリエイティブ)、『マンガ 黄金の接待』(KADOKAWA)など。
http://smacoms.jp

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