トップページ > 特集 vol.44 奥深きハンバーガーの世界

奥深きハンバーガーの世界

ハンバーガーの誕生から100年余。牛肉をはじめ、鶏肉や豚肉、シーフードなど、さまざまな具材のハンバーガーが食べられるようになりましたが、時代によって、また地域によってユニークなハンバーガーが存在しているようです。どんなハンバーガーがあるのか? まずは世界のご当地ハンバーガーから見ていきましょう。

牛肉の代わりにフルーツ!? 世界のご当地ハンバーガー

 ハンバーガーはさまざまな国・地域の食文化を吸収し、使う食材や味付けも変化し続けています。日本では前ページで紹介したテリヤキバーガーをはじめ、お米をバンズ代わりにした「ライスバーガー」もポピュラーですが、世界にはこんなユニークなご当地バーガーもあるようです。

フラバーガー(アメリカ)

牛肉のパティの代わりに、スライスしたパイナップルやチーズを挟んだハンバーガー。1960年代初頭、四旬節や金曜日に肉を食べられないカトリック教徒が楽しめるようにと、シンシナティのマクドナルドでテスト販売されたといいます。


ベジワッパー(インド)

2014年にインドへ進出したバーガーキングは、宗教上の理由から牛肉や豚肉を使わず、鶏肉やラムなどのメニューを販売。カレーテイストのコロッケや、トマト、レタス、ピクルスなどを挟んだベジタリアンメニュー「ベジワッパー」も人気メニューなのだそう。


アンブルゲサ(キューバ)

牛肉の繊維を叩いてつぶし、塩や胡椒などのスパイスで味付けして鉄板で焼いたものを挟んだハンバーガー。牛肉をミンチにしないことで肉本来の食感を楽しめる一品です。


ぬーやるバーガー(沖縄)

日本でも沖縄には南国ならではのユニークなハンバーガーが。スライスしたゴーヤーが入った卵焼きと、ポークランチョンミートを挟んだぬーやるバーガーは、沖縄県内に展開するファストフードチェーン、ジェフの看板メニューです。

物資不足から生まれたシンプルかつ美味なバーガーとは?

 世界で食べられているハンバーガーを見ると、牛肉のパティをバンズで挟んだものだけがハンバーガーではないことがわかりますが、第二次世界大戦中のアメリカでは、実にシンプルなハンバーガーもつくられていたようです。
 その名も「エッグバーガー」。これは、戦争で物資不足になったアメリカで、牛肉が手に入らなくてもおいしいハンバーガーを食べたい! という熱意から生まれたもの。牛肉の代わりに金属製の丸い型でつくった目玉焼きをバンズで挟むというシンプルなレシピですが、当時、比較的簡単に手に入れることができたチーズもトッピングすることで、ボリュームやコクのある絶品ハンバーガーとなったのです。いまや目玉焼きをトッピングしたハンバーガーは珍しくありませんが、そのルーツはここにあるのかもしれませんね。

ハンバーガーの相棒も物資不足で人気者に?

 ハンバーガーのサイドメニューといえば、じゃがいもを油で揚げたフライドポテトがポピュラー。ファストフード店やハンバーガーレストランにはなくてはならないメニューですが、フライドポテトがメニューに登場するようになったのは20世紀初めのこと。しかし、ハンバーガーの相棒になるまでには紆余曲折があったようです。
 フライドポテトはじゃがいもの皮をむいてカットする手間がかかるほか、調理中は揚げすぎてしまわないように、常に注意を払う必要があります。高温の油を使うため安全面での問題もあり、フライドポテトは販売しないという店も少なくなかったのだそう。それが変化したのは第二次世界大戦中でした。配給の対象にならなかったじゃがいもは安価で豊富にあったため、フライドポテトをメニューに取り入れる店舗が増加。戦後の一時期は再びポテトの提供をやめる店が出てきましたが、1950年代に入ると安全に使える業務用フライヤーが開発されたほか、ポテトの冷凍技術も進化して調理の負担が軽減され、おいしいフライドポテトが身近なものになったのです。

1個でお値段5000ドル!?世界の驚きハンバーガー

 労働者や庶民のあいだで親しまれてきたハンバーガーは、いまや高級料理にもなっています。最後は驚きのハンバーガーをご紹介。ハンバーガーが本格的に高級料理の仲間入りをするようになったのは2000年代に入ってから。全米各地の高級レストランでサーロインやショートリブ、神戸牛、フォアグラ、トリュフ……など、高級食材をふんだんに使ったハンバーガーが登場し、値段も数十ドルから百ドル以上とつり上がっていきました。
 世界でもっとも高価なハンバーガーのひとつとして知られるのが、ラスベガスの高級フレンチレストラン、フルール・ドゥ・リで提供されていたもの。神戸牛やフォアグラ、トリュフを使用したハンバーガーに1990年物のワイン、シャトー・ペトリュースが付けられていて、そのお値段はなんと5000ドル! 黎明期のハンバーガーは1個5セントで販売されていたといわれていますから、その格差や恐るべしです……。

世界最大のハンバーガー、重さはなんと1トン!?

現在、世界最大のハンバーガーといわれているのは、アメリカ・ミネソタ州のリゾート施設、ブラック・ベアー・カジノが2012年につくったハンバーガーです。これは直径約3メートルのベーコンチーズバーガーで、重さは約914キロ! 屋外でつくられたハンバーガーは、パティを焼くだけでも4時間かかったといいます!


アメリカで生まれたハンバーガーは、日本でも小腹が空いたときの間食として、そして立派な食事としても幅広い世代に親しまれるようになりました。ファストフード店にオリジナリティ溢れる専門店と選択肢が増えているいま、お気に入りのハンバーガーを探しにいくのも楽しいかもしれませんね。

参考文献(順不同)
ジョシュ・オザースキー『ハンバーガーの世紀』(河出書房新社)、アンドルー・F・スミス『ハンバーガーの歴史 世界中でなぜここまで愛されたのか?』(スペースシャワーネットワーク)等

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