トップページ > 特集 vol.40 祝日・休日の移り変わり

祝日・休日の移り変わり

当たり前にあるお休みとして、生活の中に浸透しているゴールデンウィークや土日休みも、その背景に迫ってみるとさまざまな変遷があるもの。ここでは日本の祝日や休日の移り変わり、そして世界に目を向けて、ユニークな祝日や世界の祝日ランキングもご紹介します!

「ゴールデンウィーク」の由来は?

 4月末から5月初旬にかけての大型連休、ゴールデンウィーク。春になるとこの連休が待ち遠しいという人は少なくないでしょうが、「ゴールデンウィーク」という呼び名の由来をみなさんはご存じですか?
 諸説あるうちのひとつが、日本映画界から生まれたというもの。当時の映画界の一番の書き入れ時はお正月やお盆でしたが、1951(昭和26)年5月上旬、松竹・大映が競作し、同時公開となった映画「自由学校」が記録的なヒット! そこで、この時期の興行成績がますます上がるように、当時の大映が宣伝コピーとして命名したといわれているんです。
 ちなみに、以前はゴールデンウィークのことを「飛び石連休」と呼んでいましたが、これは1985(昭和60)年の法改正により、憲法記念日(5月3日)とこどもの日(5月5日)に挟まれる5月4日が、日曜日や振替休日でなくても国民の休日となったため、いまや死語となってしまいました……。

明治初期まで土日休みはなし!

 日本で祝日や休日についての法整備が始まったのは明治時代のこと。それまでは農業中心の社会でしたから、はっきりと決められた休日や祝日はなかったのだそう。明治時代に入ると、新政府により「1と6のつく日」は休日と定められ、毎月「1日、6日、11日、16日、21日、26日」の6日間がお休みになりました。そして、現在の企業や役所のように、お休みが土曜日や日曜日になったのは、1876(明治9)年4月からなんです。
 西洋諸国からの学びを生かし、工業中心の産業社会へと転換したことで、日曜日はまる1日を休暇日に、そして土曜日は半日を休暇とする動きが広まっていきました。近年まで、半日休暇を指す言葉として使われていた「半ドン」(半日休暇)も、明治時代に生まれた言葉。オランダ語の日曜日である“Zondag”(ゾンターク)が転化した「どんたく」という言葉をかけて、「半分どんたく=半ドン」という言葉になったといわれています。

ところ変われば祝日も様変わり?

 さて、世界にはどんな祝日があるのでしょう? 文化や宗教の違いで、ところ変われば祝日も様変わりするようです。

ボクシングを祝う祝日って?

ボクシングデーとは、四角いリングで戦う“拳闘”ではなく、「箱(Box)の日」という意味で、英連邦をはじめとしたキリスト教圏で見られる祝日(12月26日)。貧しい人向けに教会で寄付を募ったプレゼントを開ける日だったからとか、クリスマスの翌日に家で雇っている召使いをねぎらう日だったからなど、その発祥は諸説あるといいます。いまでは「安売り」の日として、ショッピングセンターやデパートで大々的なバーゲンが行われることもあるのだとか。


トルコの新年は甘いお菓子でお祝い?

毎年行われる1カ月のラマダン(断食月)が終わった翌日からトルコで始まるのが、3日間の砂糖祭(シェケル・バイラム/7月5〜7日 ※2016年)。これは信仰に関わらず、多くのトルコ人にとっての新年に当たるのだそう。スーパーでは、文字通りチョコレートやキャンディーといったあまーいお菓子の大売り出しが行われるそうです。


一日中外出禁止の祝日がある!?

インドネシアのバリ島は、バリ・ヒンドゥー教を信仰し、ウク暦とサカ暦という独自の暦に従っています。なかでもサカ暦の新年に当たる「ニュピ」の日(3月)は、彼らにとっての新年。この日は信徒以外の観光客でも、外出、労働、灯火の使用、殺生などが禁じられ、一日静かに瞑想する必要があるのだそう。そのため、飛行機もトランジットや緊急時以外はすべて欠航となるんです。

世界でもっとも祝日が多い国は?

 最後は、世界の祝日のランキングをご紹介。日本の祝日は年間16日ですが、世界でもっとも祝日が多い国はどこだと思いますか? 世界の祝祭日の日数をまとめた調査(日本貿易振興機構2016年度版)をもとに、世界64カ国からトップ5を選出したのが以下のランキングです。

 ちなみに、日本のお隣、韓国は17日間、中国は春節(旧正月)などの長いお休みがあり、今年は23日間となっています。宗教的な祝日で日にちが特定されていない場合があったり、振替休日が入ったりするため、それぞれの国の日数を単純に比較することは難しいものの、国が違えばこれだけ祝日の日数も違うものなんですね!


冒頭でもご紹介した通り、祝日はその日その日に、さまざまな目的や想いをこめて制定されるもの。山の日が新たにスタートしたことをきっかけに、その時々で「今日の祝日はどうして生まれたんだろう?」と興味を持ってみると、より有意義な一日が過ごせるかも?

参考文献(順不同)
加藤迪男編「記念日・祝日の事典 付・世界の祝祭日」(東京堂出版)/アラン・コルバン「レジャーの誕生」(藤原書店)/井上みどり「日本人の余暇思想ー西欧余暇思想の影響ー」/内閣府、文部科学省、自然科学研究機構 国立天文台、日本貿易振興機構ホームページ 等

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