トップページ > ウワサの協会人[第9回 日本ご当地キャラクター協会]

ウワサの協会人 第9回 日本ご当地キャラクター協会 会長 荒川 深冊 さん

協会と聞くと真面目で、お役所のようなイメージを抱きがち。ところが、世間にはそんな印象とはかけはなれたユニークな協会が多数存在します。対象物への溢れ出す愛(偏愛)を抑えきれず、ついには協会設立にまで至った。そんな愛すべき「ウワサの協会人」の実態に迫ります。

日本ご当地キャラクター協会を設立したきっかけは?

2007年に開催された「国宝彦根城築城400年祭」というお祭りにちなんで、そのイメージキャラクターとして「ひこにゃん」が誕生したのがきっかけです。当時からよく、イベントごとに誕生するキャラがいましたが、イベント終了と同時にキャラも消えていってしまうことが多かったんですね。僕はたまたま商店街連盟の一員として少しイベントに関わっていたので、せっかくだし、メモリアルなお祭りを盛り上げられたらと思って「ひこにゃん」のぬいぐるみを作ったんです。そしたら「ひこにゃん」が全国的に有名になり、彦根市のご当地キャラとして定着しまして。で、その翌年に彦根で開催された「井伊直弼と開国150年祭」でも、彦根市長から何か企画はないかと話があり、商店街連盟として企画・実行した「ゆるキャラまつりin彦根」がメディアで取り上げられたことで問い合わせが殺到し、その窓口として設立したという経緯です。

協会のコンセプトは?

全国に存在するキャラクターをネットワーク化し情報の共有・相互の連携を深め、ご当地キャラクターを全国に発信し、街を元気にするのが目的です。設立当初から「ブームじゃなく文化にしたい」という想いで活動してきましたが、今まさに、その理想に近づきつつありますね。

具体的にどんな活動を行っているのでしょうか?

ご当地キャラクターを起用したイベントの企画・開催。また、そのイベント後に全国のご当地キャラやその運営者たちと意見交換会を開いています。それが各地域の交流を深めたり、イベントへの参加につながったりといった機会にもなっています。あと、“日本の文化”として根付かせるために、各キャラクターさんたちに対して「こういうことはしないほうがいいよ」「こうしたらいいんじゃない?」と、ほかの地域の成功例を参考にアドバイスを行うこともあります。

ご当地キャラクターの定義は?

ある特定の地域のモノ、こと(イベント)や、そのものズバリ地域をPRするキャラクターであること。ある特定の地域といっても、できれば都道府県単位以下。PRするものは、特産品、地場産業でもいいです。例えば、彦根の地場産業に「仏壇」があるんですが、彦根仏壇をPRしているキャラとか。

ご当地キャラクターは「キグるミ」でなきゃダメなんですか?

イラストだけのキャラクターは基本的には「マーク」だと思っています。ご当地キャラクターは、その土地の自慢できる「人」のようなもの。そして、ハグしたり人と触れ合える存在であること。実在することが重要なんです。となると、それらを一番表現できる方法が「キグるミ」なんじゃないでしょうか。

ご当地キャラの元祖はだれ?

ブームのきっかけを作ったのは「ひこにゃん」。ただ、一番古いキャラクターとなると、う~ん……。群馬県の「ぐんまちゃん」や徳島県の「すだちくん」、滋賀県の「どうたくくん」も古いですね。昔と今とで変わったことといえば、見た目。以前はキャラクターのデザインがシンプルだったり不思議な形でしたが、最近はずいぶん可愛くなりました。キャラクター設定もより細かくなりましたね。夢を与えるためには、見た目とキャラ設定はとても大事な要素です。それぞれが独特のパフォーマンスを持っていてキャラが濃い。たまに似たようなキャラがいることもありますけど、それもありかな、と。つぶし合うんじゃなくて、成功したキャラと一緒に他のキャラの知名度が上がればそれでいいと思うんです。ふなっしーも「ライバルはいない。みんな仲間」って言っていますしね。その通りだと思います。

日本にいるご当地キャラの数は?

私の推測ですが2000~3000キャラくらい。それも去年、一昨年の話なので、今はもっと増えていると思います。協会として関わったキャラは、データ上では少なくとも600キャラくらいいますね。

今後開催予定のイベントは?

毎年、各地のご当地キャラが集合するイベントを、高知県須崎市、福島県白河市、滋賀県彦根市、埼玉県羽生市などで開催しています。特に日本三大イベントの「ご当地キャラこども夢フェスタinしらかわ」を6月6・7日、「ご当地キャラ博in彦根」を10月17・18日、「世界キャラクターさみっとin羽生」を11月21・22日に開催予定です。昨年、羽生市で行った同イベントには430キャラが集まり、2日間で41万人にご来場いただきました。イベントの内容は、キャラたちが自分たちのブースを持ってキャラクターグッズや特産品を販売したり、ステージや会場でパフォーマンスしてお客さんと触れ合ったりとシンプルですが、とにかく会場に来てみないとこのすごさは伝わらないですね。写真でも映像でも伝えきれないんです。あえて言うなら、イベントの翌日に“口角が筋肉痛になる感じ”。来場者、参加キャラとその担当者、運営している人たち、会場にいる人すべてが笑顔になれるイベントなんです。

ご当地キャラによる経済効果も高いのでは?

キャラを誕生させる側はほとんどが経済活性を望むのですが、それよりも精神活性のほうが大きいんです。町の人たちが自分の町に自慢できる人=キャラがいる。それが誇りになる。すると、自分たちも頑張ろう! と元気になる。そうやって町全体が活性化する。まちおこしってお金だけじゃないと思うんです。ご当地キャラの活動には経済活性はあとからついてくるものなんですね。まず町の人の意識が活性化しないといけない。そのきっかけを、ご当地キャラたちが担っているわけです。

協会としての今後の目標や野望は?

ご当地キャラが日本独自の文化として育てばいいなと思っています。それこそ、ハリウッドから「『ご当地キャランド』を作りませんか?」と言われるような(笑)。クールジャパンの一角を担えるような文化にしていきたいですね。「日本にはクレイジーなキャラクターがいるぜ! 観に行くか!」と、外国人の方もイベントに来てくれるようになったら嬉しい。あとは、オリンピックまでに、ご当地キャラの映画が作れたらいいな(笑)。

ご当地キャラとは

会長にとって「ご当地キャラ」はどんな存在?

子どもみたいな存在ですね。「元気に育てよ」みたいな(笑)。それぞれの人生だからとやかく言わないけど、困ったことがあったら相談においで、という感じ。作るのは簡単、育てるのが大変なんですよ。子どももそうですよね、産むのがゴールじゃない。食費、教育費、とお金もかかるし苦労もある。それと一緒。だから、(ご当地キャラを)作るなら育てる覚悟を持ってくださいね、といつも言っているんです。

協会プロフィール

一般社団法人 日本ご当地キャラクター協会

入会方法
協会の趣旨をご理解いただいた上で、入会申込フォームよりお申し込みください。
審査後、入会の可否をご連絡いたします。
入会条件
当協会の取り組みにご賛同いただき、共にキャラクターを通じた地域活性の支援を行ってくださる企業・団体様。詳しくは協会HPで確認を。
所在地
<彦根本部>滋賀県彦根市小泉町300番32 蓮沼ビル3階
HP
http://kigurumisummit.org/index.html
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