トップページ > ウワサの協会人[第3回 日本唐揚協会]

ウワサの協会人

協会と聞くと真面目で、お役所のようなイメージを抱きがち。ところが、世間にはそんな印象とはかけはなれたユニークな協会が多数存在します。対象物への溢れ出す愛(偏愛)を抑えきれず、ついには協会設立にまで至った。そんな愛すべき「ウワサの協会人」の実態に迫ります。

日本唐揚協会とはどんな協会なんですか?

日本の国民食である唐揚げの地位向上を目指す活動を行っています。唐揚げはおやつ、おかず、おつまみになって、外食や中食(総菜やコンビニの調理済み食品)、内食でも食べられています。食べ歩きに対応した繁華街のお店や、住宅地密着型の唐揚げ専門店も増えていますよね? こんなふうに、24時間活躍している食べ物ってなかなかない。例えば餃子。おやつで食べることはあまりないですよね。コロッケは家庭だと手間がかかるから、どうしても中食や外食になりがちです。そんな感じで冷静に分析すると、唐揚げにはたくさんの楽しみ方があるんですよ。

楽しみ方がたくさんある唐揚げ。そもそも、その定義とは?

天ぷら粉、パン粉を使っていない揚げ物全般を唐揚げと呼んでいます。素材も鶏肉だけでなく、牛肉や豚肉、魚介類も唐揚げになります。私たちは5年前から、唐揚げを食べられる全国のお店をファン投票で選ぶ「からあげグランプリⓇ」を行っています。それに伴い、唐揚げを「しょうゆダレ」「素揚げ・半身揚げ」「塩ダレ」など、7ジャンルにカテゴライズしたことで、いままでは十把一絡げで「唐揚げ」と呼ばれていた唐揚げの奥深さを感じてもらえるようになったと思います。

協会の柱となる活動は?

唐揚げイベントの開催や、メディアと協力して行う啓蒙活動です。2010年から始めた「からあげカーニバル」は、全国各地のショッピングモールに唐揚げの名店を集める一大イベントで、第1回の開催時には10万人もの来場者を記録しました。また、規模を小さくした「からあげキャラバン」なども定期的に開催しています。リアルなイベントを重視している理由は、インターネットでどれだけ情報発信しても、実際に食べられないと楽しくないし、おいしい唐揚げ店の知名度をどんどんアップさせていきたいから。そもそも僕たちの協会は、ほかの団体とちょっと異なる仕組みで動いていて、会員さんから年会費をいただくこともないし、カラアゲニスト(※)の検定試験も無料。加盟店制度もありません。その代わり、飲料メーカーや食品会社さんにスポンサーになっていただいています。純粋に、唐揚げでビジネスをしている人の底上げにつながるような活動をしていきたいと思っているんです。

※日本唐揚協会の会員の名称。協会が実施する唐揚検定試験に合格することで、協会認定のカラアゲニストとして認められる

協会設立のきっかけは?

はじめは仕事で知り合った八木(宏一郎/日本唐揚協会専務理事)と、「あの唐揚げ店知ってる?」なんて情報交換をしていたんです。それで、これほど深掘りできて熱くなれる唐揚げを広めている団体に入会しようと調べてみたんですがどこにもなくて、それなら作ってしまおうと(笑)。協会を立ち上げたのは2008年の10月です。本部が渋谷だったので、「渋谷唐揚クラブ」とか「東京唐揚協会」という名前も考えましたが、「日本を背負う覚悟でいこう!」ということで「日本唐揚協会」と名付けました。設立当初は2人でしたが、全国規模の協会にできるよう、PR活動は丁寧に進めていきました。話は少し逸れますが、唐揚げの地位を上げるためにはダジャレも欠かせないと考えていて、揚げ物を食べて景気をアゲる「アゲノミクス宣言!」を掲げ、「金曜日は唐揚げの日 アゲアゲチ金(キン)フライデー」を開催したり、僕らの協会のテーマソングも作っています(笑)。

日本唐揚協会は地域振興活動も行っていますよね?

まず、大分県中津市を「唐揚げの聖地」に認定しました。中津市は人口比でみると唐揚げ専門店が全国で一番多くて、コンビニの倍近くあるんです。地元の観光協会と協力して、唐揚げを通したまちおこしに取り組んでいます。ちなみに、隣町の宇佐市は「唐揚げ専門店発祥の街」。元・モーニング娘。の高橋愛さんが主演で、宇佐の唐揚げ専門店を舞台にした「カラアゲ★USA」という映画も公開されるんですよ(※)。日本唐揚協会も協力をさせてもらいました。こうやって自治体と連携し、唐揚げで街が潤えば、地元の唐揚げ専門店も長く続けることができますから。

※映画「カラアゲ★USA」は2014年9月20日からスバル座ほかで全国ロードショー

どうしてそれだけ唐揚げに夢中なんですか?

初めにもお話した通り、唐揚げは国民食と呼べるものです。値段も庶民的だし、鶏肉料理は日本人に馴染み深いですよね。全国にはご当地唐揚げと呼べるものがたくさんあるし、魅力は尽きないんです。また、唐揚げって食べると幸せになりませんか? 僕は唐揚げを食べられる日常ってとても素敵だと思うし、もし世界中の人が同時に唐揚げを食べたら、一瞬だけかもしれないけれど、争いのない平和な世界が訪れるんじゃないかと思っているんです。唐揚げを「SUSHI」「TENPURA」と並ぶ日本食「KARAAGE」として、世界に発信していきたいという想いもあります。鶏肉は宗教や文化上のタブーがあまりないし、唐揚げを取り巻くビジネスは幅広いですから、「KARAAGE」の世界進出で外貨獲得、日本の国力の向上も図っていきたいですね。

では、今後は海外展開も?

唐揚げで世界に挑戦したいという人を、協会としてもバックアップできるよう体制を整えているところです。すでに台湾、タイ、中国、アメリカなどに進出している唐揚げ専門店もありますから。いま、世界でみると唐揚げのマーケットはまだまだ小さく、「唐揚げ=Japanese Fried Chicken」ですが、それを早く「KARAAGE」にしたい。いまの日本で食の内需を取り合っていてもしようがないと思うんです。ほかの食べ物に先駆けて、唐揚げで世界と戦っていきたいと考えています。

最後に、日本唐揚協会さんおすすめの唐揚げを教えてください!

唐揚げ好きな方は、ぜひ中津市や宇佐市で唐揚げ専門店巡りを楽しんでいただきたいですね。僕が初めて行った時、唐揚げ専門店が住宅地の中に隣接しているのも驚きだったし、味も一店一店すべて違って、全部おいしいんです! あと、ご家庭で唐揚げを作る方には、聖地中津からあげの会が監修した「聖地中津からあげセット」(日清フーズ)もおすすめ。史上最強の家庭用唐揚げ粉です!

協会プロフィール

一般社団法人日本唐揚協会

入会方法
日本唐揚協会のHPにある「唐揚検定試験」に合格し、協会発行の名刺を取得することで、協会認定のカラアゲニストとして活動することができます。
入会条件
上記のとおり。
所在地
〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂2-10-7 新大宗ビル5号館10F
HP:http://www.karaage.ne.jp/
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今や会員(=カラアゲニスト)数4万人突破(2014年4月現在)、ますますその影響力を高めている一般社団法人日本唐揚協会。本書はその会長・安久鉃兵による設立の経緯にはじまり、いかにして“好き”を突き詰めて成功させたのか、その思考法を余すところなく収録。そこにはビジネスのヒントが散りばめられている。ほか、唐揚げの薀蓄、会長特製唐揚レシピなどのお楽しみ要素も。さらにカバー裏には安久会長自身のマインドマップを堂々公開。

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