もうすぐやってくる梅雨の季節。雨が降り続き、空もどんよりしてくると、
不思議と気分も凹んできますよね。
心なしか肩こりやだるさがあるようで、どうにもやる気が起きない。
こうなってくると、会社に行くのはもちろん、休日も自然とそのまま家から出なくなってしまいます。
これは雨が降っているから外に出るのが億劫になるのか…と思いきや、どうやら違うみたい。
左記のアンケートによると、約8割の人が外に出たくないという結果に。理由も「何となくダルい」や「雨が嫌いなので」などがほとんどでした。雨で億劫になるのは、よくわかりますが、何となくダルい…という声の原因も気になるところ。
梅雨の季節は低気圧が続くことによって、長い間雨が降り続きます。梅雨のダルさの原因というと雨そのものに着目しがちですが、実は低気圧こそが、私たちのダルさの直接的な原因なのです。気圧に大きく関わってくるのが、私たちの行動を司る自律神経。脳の中にあるバロレセプター(圧受容器)が気圧を感知し、高気圧であれば交感神経を、低気圧であれば副交感神経を活性化させるのです。
人間は通常、昼間に交感神経が優位になり、活発モードに。夜は副交感神経が優位になり、お休みモードに入るようにできています。しかし、梅雨の時期の私たちは気圧のせいで副交感神経が優位になり、常に「お休みモード」状態になっているのです。カラダがこのモードに入ると、イメージとしては非常にリラックスした、寝る直前のような状態にあるということ。だからやる気がでなくなるんですね。
「お休みモード」に入りやすい梅雨の季節。その度合いは、体質によっても異なります。
では、どんな人が梅雨にダルさを感じやすいのでしょうか。
下記の表でチェックをしてみましょう。
チェックが多いほど副交感神経優位型の傾向があり、「お休みモード」に入りやすいと言えるでしょう。このモードに傾くと、気管支が収縮したり、花粉症などのアレルギー症状が悪化することもありまうす。さらに、「うつ」の人は、この時期に症状が悪化しやすいのです。
このようなカラダの微妙な変化は、女性にはおなじみですが、男性にはほとんど馴染みがないようです。これは、男女の脳の働きによるもので、ある意味仕方が無い部分もあります。男性の脳は、仕事のときは仕事モード、食事のときは食事モードといったように複数のことを同時に考えることが苦手。自分の体調の変化に気付かない、もしくは気付こうとしない人が多いんです。
では、もし自分がお休みモードになりやすい体質だったり、ダルさを感じた場合、どのように対処すればいいのでしょうか?次のページでは、すぐにできる「活発モード」への切り替えスイッチをご紹介します!