ペットのはじまり

ペットのトリビア

ここでは犬や猫をはじめ、様々なペットにまつわる歴史や文化、雑学的な豆知識をお届けします。ペット好きはもちろん、そうでない方でも、明日思わず話したくなる話題が満載です。

ペットからコンパニオンアニマルへ

近年、犬や猫など人間とともに暮らす動物を「ペット」から「コンパニオンアニマル」と呼称を替える動きが盛んになっています。「愛玩動物」を指すペットに対して、コンパニオンアニマルは「伴侶動物」という意味を持ちます。これまで主従関係であった人間と動物ですが、飼い主とペットではなく、「家族の一員」として、または人生をともに生きる伴侶として扱おうという概念です。少子化や高齢化が進む日本では、今後、この傾向がより顕著になっていくことでしょう。

ペリーがお持ち帰りした日本の犬とは?

白と黒の色合いと長いシルクのような被毛が特徴の「狆(チン)」。古来より日本の皇族から愛玩犬として愛されていました。もともと、アジアから入ってきた狆ですが、文献によるとアメリカのペリーが帰国する際に持って帰り、イギリスのヴィクトリア女王に贈呈したと言われています。それを機にヨーロッパやアメリカで取引されるようになり、19世紀後半には「ジャパニーズ・スパニエル」としてアメリカン・ケネルクラブに犬種認定されました。

猫に夢中になった歌川国芳の猫絵の数々

江戸時代に全盛を迎えた浮世絵。その中には猫を描いた作品も多数存在します。特に末期に活躍した歌川国芳は、無類の猫好きとして有名で、常時数十匹の猫を飼っていたそうです。「流行猫じゃらし」、「流行猫の狂言づくし」のように、猫を擬人化した作品が多いのが特徴。斑猫を好み、頻繁に登場していました。他にも橘守国、歌川広重なども多数の猫絵を残していました。

世界一の犬 チベタン・マスティフ!

「虎と犬の混血種」と噂された、チベット高原を原産地とする超大型犬です。体重は60キロを超えるものがほとんどで、中には100キロを越えることもあるそうです。中国では約130万円から大きいものでは約1億5000万円の値が付くという高額な犬種で、富裕層の間で飼うことがステイタスになる、と言われています。ちなみに、闘犬で有名な土佐犬は四国犬と洋犬種の混血によって作り出されているため、ジャパニーズ・マスティフとも呼ばれています。

犬の祖先はオーストラリアに!?

現在、世界には未公認犬種を含め700〜800の犬種がいます。それらは元を辿れば祖先はオオカミであることが遺伝的に判明しています。1800年にイギリスでドッグショーが開催されて以降、品種が多様化していきました。体重だけ見ても、1.5キロのチワワから100キロを越えるものまで、実にバラエティに富んでいます。このように長い時間をかけて進化を遂げてきた犬ですが、極論すると、すべての犬を自然に掛け合わせていけば何世代かを経てオーストラリアのディンゴという野生化した犬のような姿に戻るという説があるそうです。

これから注目すべきは第3のペットうさぎ

今、犬、猫についで「第3のペット」として人気を集めているのがうさぎです。犬、猫のように鳴くこともなく、飼育もしやすいことから、集合住宅の世帯を中心に需要が高まっているそうです。また、うさぎはうさぎ年ごとに飼育数が増えると言われており、前回の1999年のうさぎ年から2011年を比べると1.5倍に増えているそうです。飼育数は全国で150万〜200万羽程度で、集合住宅での飼育が68%と一戸建てよりも多いのが特徴。うさぎ専門店の数もここ10年で10倍に増えており、うさぎ専門誌もあるほどです。もし、今後ペットの購入を考えている人がいれば、一考の価値がありそうですね。

あの動物名の由来アレコレ
パグ

ブサ可愛い犬の代名詞「パグ」の語源はラテン語で「握りこぶし」を意味するpugnus(パグナス)と言われています。さらに、中国語では「いびきをかいて眠る王様」を意味する「覇向(パー・クー)」から取られたという説もあります。

ダックスフンド

アメリカ、ドイツでも人気のダックスフンド。名前はドイツ語の「dacs (アナグマ)」と「hund(犬)」から来ています。長い胴体を活かし、地中の巣穴まで獲物を追い、外に連れ出して狩りをするための犬種です。

ヘミングウェイキャット

通常の猫よりも多くの指を持った猫「アメリカンポリグタクティル」の別称。アメリカの文豪・アーネストヘミングウェイが生前、この猫を可愛がっていたことに由来しています。

パンダ蝶尾

その名の通り、中国産の白黒の金魚。上から見ると蝶のように見える尾ひれが名前の由来です。ちなみに、赤と黒の模様を持つ蝶尾を「レッサーパンダ」と呼ぶそうです。人気はあるものの、入手は難しいそうです。

「ペット」から「コンパニオンアニマル」へ。人間と動物の関係はより密接に、より欠かせない存在になっています。また、アニマルセラピーのように医療に動物を活用するケースもあり、新たな関係性も見えてきています。時代によって変化してきた人間とペットの関係性は、今後さらに深くなっていくことでしょう。

取材協力

株式会社 野生社

月刊ペット業界誌「PETS REVIEW byペット経営」、ペット産業年鑑、ペットデータ年鑑など、ペットビジネス関連の業界誌・書籍の刊行を行う。

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