夢見る宝くじ

知って納得!宝くじ、素朴な疑問

多くの国民に親しまれている「宝くじ」ですが、その全容はなかなか知る機会がありません。そこで、今回はみずほ銀行宝くじ部の方に素朴な疑問をぶつけてみました。「そんなこと知らなかった!」という目から鱗のトリビアが満載です。


宝くじの売上はどこに行くの?

宝くじの売上金が当せん金以外、何に使われているのか? これは購入したことがある人であれば一度は考えたことがあると思います。右記のグラフを見ると、最も多いのが当せん金の46.9%、次いで収益金の40.2%になります。収益金は発売元である全国都道府県及び、20指定都市へ納められ、道路建設や施設の管理、文化事業の運営などの公共事業に使われています。


一等60本なのに当選番号が一つしかないのはなぜ?

よく広告などで「1等1億円×○人」という表現を見かけます。しかし、当せん番号を見ると一つしかない。結局、当せん者は1人? と思いきや、そうではないんです。これにはジャンボ宝くじのユニットという考え方を理解する必要があるのです。販売枚数が多い宝くじの場合、100000番から199999番までの10万通を1組として、01組から100組までの1000万通を「1ユニット」として発売しています。2013年の年末ジャンボ宝くじを例にとると、60ユニットのため、同じ組番号の宝くじが60枚存在しているということ。なので、当せん番号が1つでも60本が当せんしているということになるのです。もし、宝くじを手元に持っていたら、番号の上のところを見てみましょう。「ユニット60」などの数字が書かれているはずです。


1年で時効を迎える賞金っていくら?

宝くじでは、年間540回もの抽せん会が行われています。みな、購入する際には気合いを入れるようですが、当せん発表時期になると忘れてしまうようで…毎年かなりの額の時効当せん金が出ています。平成24年は約181億円もの当せん金が時効を迎えたと言います(当せん金の時効は1年)。宝くじの発売元では、9月2日のくじの日や年末に当せん金の換金を呼びかけていますが、それでもまだまだ。換金されなかった当せん金は発売元の各自治体に分配され、地域のために使われることになります。


車に家!?商品はお金だけじゃなかった!

近代宝くじが発売されて70年余り。その歴史の中には変わった宝くじも多数含まれていました。例えば、昭和57年の「サマージャンボ宝くじ」では、特別賞としてスポーツカーがあったそうです。さらに、長野オリンピックが行われた年のグリーンジャンボ宝くじでは、特別賞にオリンピックの入場チケットを付けて人気を博しました。その他にも、住宅などがありました。当せん金額や賞品については各自治体で設定することができます。


知られざる高額当選事情

もし、自分が高額当せんしてしまったら…。と妄想を膨らますのが人間の性。では実際に当せんした後はどのような手順を踏むのでしょうか。新聞やネットなどで番号を確かめる人のほかに、売り場に行って当せんを確かめる人も多いそうです。その際、当せん照合機で、当たり、ハズレを確認し、当せん金額が表示されるのですが、これが50万円以上になると、電光掲示には表示されなくなります。これは当せん者のプライバシーを守るという配慮からだそうです。

当せんした場合、当せん金額に応じて受け取り方が異なります。1万円以下であれば、各宝くじ売場で換金可能。5万円を超えると住所・氏名・電話番号の記入が必要。50万円を超えるとそこに本人証明、100万円を超えるとさらに印鑑が必須となります。高額当せんの際に通される「億の部屋がある」という噂もあるそうですが、確認したところ「特別な部屋はありません」とのことでした。


当選者に渡される「【その日】から読む本」の中身は?

いまや少しずつ、その存在が知られてきている「【その日】から読む本」。当せん金が高額化し、一夜にして億万長者になる人が増えたことで、平成13年から1000万円以上の当せん者を対象に配布されることになりました。非売品であり、中身については当せん者しか知らない…という幻の本です。気になる内容は「当せん金を伝える人をリストアップする」、「贈与税などの税金の話」、「まず、ローンや借金の返済を優先すること」などがこと細かに書かれています。総じて、落ち着いてじっくり考えよう、というメッセージが込められており、当せん者の舞い上がりぶりが目に浮かびます。現在は東京の「宝くじドリーム館」にて、中身の一部を読むことができます。

ニュースでもよく見かける海外の宝くじ事情。ケタ違いな賞金金額で話題に上ることも多いようです。例えば、ヨーロッパで行われている「ユーロミリオンズ」。こちらはイギリスやオーストラリア、ベルギーなど、9カ国で販売されており、日本のロトに近い数字選択式です。過去の最高当せん金は約168億円(2012年8月)。1等の当せん確率は約1/1億1653万となっています。さらにすごいのが、アメリカの「パワーポール」。こちらでは、2013年5月に約609億円!という当せん金が出ています。こちらの当せん確率は約1/1億7522万。日本人全員が買っても、当たるかどうか…といった確率です。また、近年話題のドバイの宝くじは1億円当たる宝くじの販売価格が1枚約2万8000円! しかも、当せん確率は約1/5000だそうです。国によって異なる宝くじ事情も気になるところです。[Trace編集部調べ]

高額当選しやすいのはこんな人だ!

1000万円以上の当せん者896人にアンケート調査を行った平成24年度「宝くじ長者白書」によると、高額当せん者の傾向が見えてきます。
※1,000万円以上の当せん金を受け取りにきた、高額当せん者にアンケートを実施。回答いただいた896人の結果をまとめたもの。

  • 性別
  • 年代
  • イニシャル
  • 星座
  • 購入歴
  • 購入枚数
  • 購入頻度
  • ゲン担ぎに行ったこと
  • 宝くじの保管場所

もともと寺社復興という目的で実施されるようになった宝くじ。そのあり方は時代を経るごとに変化しています。現代では国民の楽しみ、という側面がクローズアップされていますが、知っておきたいのはあなたが購入した宝くじはハズれたとしても誰かの役に立っていること。そのように考えられれば、もっと積極的に宝くじを買いたくなるのかもしれません。新しい年の運試しにも、ぜひ宝くじを購入してみてはいかがでしょう。

 

[参考]宝くじ公式サイト http://www.takarakuji-official.jp/

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