何が起こるかわからない。だから高校野球は“熱い” SPECIAL INTERVIEW 上地 雄輔

特集 高校野球が”熱すぎる”ワケ

全国で最も参加校数が多い神奈川県。中でも、名門として知られる横浜高校で甲子園を目指していた上地さん。
当時の様子を振り返りつつ、高校野球の魅力を語ってもらいました。

―― 甲子園を目指していた高校時代。どんな生活でしたか?

休日はもう、朝から夜中まで一日中練習。ほんとにキツかったので、「甲子園まであと何日」というより、「終わるまであと何日」って毎日数えていました(笑)。

―― 当時の上地さんにとって、
甲子園とはどんな場所だったんでしょうか?

目指すところ、テレビで観てた場所なので、足を踏み入れた時には「あー、ここだ」という特別な気持ちになったのを覚えていますね。でも、歓声は(神奈川県地方予選会場の)横浜スタジアムもすごいんですよ。熱気がこもっています。神奈川は参加校も多いぶん観客数も半端じゃない。注目選手がいると、満員・札止めになって、スタジアムの周りにまで人があふれていることもあります。

―― 今でも、8月のこの時期は高校野球が気になりますか?

そうですね。時間があえば、テレビやラジオでチェックしています。特に、母校が出ている試合は自然と気持ちが入って、熱くなりますね。

―― 多くの人を惹きつける高校野球の魅力は何だと思いますか?

一番、ドラマがあるところだと思います。選手のメンタル的な問題でプレーが変わって、試合の流れも左右される。それに歓声があがって球場全体が飲み込まれる。もう、どれだけ勝っていても逆転されることもある。何が起こるかわからないのが、スポーツの面白さですが、それを一番感じられるのが高校野球なんだと思います。

―― キャッチャーをやられていた上地さんならではの
高校野球の観戦ポイントはありますか?

バッターが打つ前の視線に注目してみるとおもしろいと思います。キャッチャーがピッチャーに送った球種サインは、当然バッターには見えないんですけど、それを打撃側のチームの誰かが読み取ってバッターに伝えていて、バッターの目がチラチラしているときがある。それができる選手はそれなりのレベル。でも、さらに上になると、それも見越してキャッチャーはサインを外していて、ベンチの声援にサインが隠されていることもある。本当に強いチームはサインを耳で聴いているんです。

―― 上地さんは、今でも、年に何度か母校を訪ねておられるそうですが、そのとき後輩にどんなことを話しますか?

“一生のうちで、(今が)二度とない時間だから”ということを伝えています。一打席、一球にみんなが注目して、走る・走らない、アウト・セーフで人生が変わったり、歓声や悲鳴があがったりする。高校生の部活に、お年寄りから小さい子どもまでが、一緒に笑って泣いて感動するっていうのは日本だけなんですよね。それを幸せに思わないと。自分自身も高校生の頃は、なかなか気付けなかったことだし、それを伝えています。

―― 高校野球の経験は、今の上地さんにどんな影響をもたらしていますか?

一言でいうと、忍耐力。あれを経験したから、今、どんなことがあっても怖くない、何でも乗り越えられるという自信になっています。野球部の厳しいルールを飲み込んだうえでどうやって前に進むかを学びました。

―― 新曲の「とうもろこし」は、ご自身の経験や思いがベースになっているそうですね。どんな内容でしょうか。

人生のなかで、ふと立ち止まったときの気持ちを代弁したメッセージソングです。例えば、僕は高校時代、ケガでプレーができない時期が続いたり、挫折したこともありました。きびしい環境の中で歯をくいしばってきたのに、何やってるんだろうって、すごく悔しかったんです。でも、こういった気持ちって、どんな場面でも経験することだと思うんですよね。だからこそ、そんな人たちの思いを代弁できればいいかと思って書きました。

―― 全世代に向けたメッセージなんですね。

小さい子どもも高校生もおじさん、おばさんにも聞いてほしいと思います。特に大人になると「もうこんな歳だし…」って、諦めや言い訳が多くなってくると思うんです。でも、そういうときこそ、「自分は何なのか、何を持っているかを探していくんだよ」と。この曲が前を向くためのヒントになればと思っています。

プレーヤーも応援する側も、日本全国が熱くなる甲子園。
もうすぐ、その季節がやってきます。今年はどんなドラマが生まれるのでしょうか。
そして、頂点に立つのはどの高校なのか?
ぜひ、高校球児のひたむきな姿を観て、自分自身の気持ちも熱くしていきたいですね。

上地雄輔 さん

1979年神奈川県生まれ。6歳から野球を始め、’91、’94に全日本選抜メンバーとして世界大会に出場。
高校時代は名門・横浜高校で甲子園出場を目指した。
現在、俳優として活躍する一方、遊助名義で歌手活動も精力的に行う。
8月7日シングル「とうもろこし/Earth Child」をリリース。

遊助「とうもろこし/Earth Child」2013.8.7ON RELEASE「とうもろこし/Earth Child」2013.8.7ON RELEASE

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